目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
明治大学文学部教授
齋藤 孝(さいとう たかし)さんの著書
『本当に頭がいい人の メンタル習慣100 』から学んだ
100人のSPに守られているのと同じ
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 土地がもつ力を借りる
土地には、人の心に影響を与えるパワーがあります。
美しい土地に行くと心が洗われたり、
神聖な気持ちになったりすることがありますよね。
坂本龍馬は海を見ると落ち着く、と言っていたそうです。
自分1人ではどうしても気持ちを落ち着かせられないというときは、
土地の力を借りて平穏を取り戻しましょう。
土地がもつ力を借りる。
その典型が「霊山」と呼ばれる富士山です。
昔から富士山には力があるとされ、その力を借りるために、
人々は山に向かって拝んでいました。
富士山だけでなく、
日本では人が死んだら、魂が山に還ると考えられており、
それぞれの山が力をもつと言われています。
このような土地の力は、人が抱くイメージで決められるため、
どのような土地がよい土地かは、人によって異なります。
生まれ育った故郷のある土地、苦労したときに住んでいた土地など、
それぞれの土地に自分のアイデンティティ(独自性)になるような思い出があるでしょう。
楽しい思い出がある土地に行くと、なんだか心が穏やかになるように、
気持ちが土地と結びついていることも多いのです。
3 自分の感情は天地とともにある
哲学者の大森荘蔵は、「天地有情」という考え方を提唱しました。
これは「天地にも情がある」という意味で、
人間の心は、天地の一部という考え方です。
例えば、青空の下で海水浴をしたときの晴れ晴れとした気持ちも、
森林浴をしたときの穏やかな気持ちも、
その感情は自分の内側だけにあるものではない。
その土地がもつ情と自分の気持ちが合わさって、感情が生まれているわけです。
自分の心と風景を一体化させ、気持ちを共有化していると考えると、
抱いていたわだかまりも軽くなります。
感情を個々にもっているのではなく、
天地のなかで漂っているものだと考えると、
心が解放されるのではないでしょうか。
4 オザビエルの願い
オザビエル(私)にも、パワースポットが2つあります。
1つは故郷の丘や池を思い起こさせる近くの総合公園です。
毎日散歩しますが、なんだか心が穏やかになります。
もうひとつは、野球のスタジアムです。
高校野球の応援に行くと、全力プレーする選手から元気をもらいます。
忙しい毎日で、気分が沈んだときは、ぜひパワースポットを訪れてください。
出典 『本当に頭がいい人の メンタル習慣100』 齋藤 孝(さいとう たかし) 発行所 宝島社 画像はヤフー検索から