今日は、オザビエル(私)が、
作家、編集者、評論家
櫻井 秀勲(さくらい ひでのり )さんの著書
『80歳からの人生の楽しみ方』から
実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 常識をはずして自分に挑戦しよう
年相応の生活はしない
自分らしくあることが一番です。
できないことを数えない
それに代わる方法を考えていきましょう。
自分と同じ年の頃の親と比べない
今は多様化して、それぞれの暮らし方があります。
自分の年齢は忘れていい
自分の年齢を忘れるくらい打ち込めることを見つけられたら、それこそ80歳からの人生を、存分に楽しんでいけるでしょう。
若い人に遠慮しない
若い人たちの話に出てくる「知らない言葉」や「わからないこと」は、素直に教えてもらいましよう。
年齢で相手を見下さない
若い人のインターネットやSNSなどのスキル(技術)は尊敬に値します。
ゴールを自分で設定しない
40、50は洟垂れ小僧
60、70は働き盛り
90になって迎えが来たら
100まで待てと追い返せ
渋沢栄一の言葉
2 いまこそ数字に強くなろう
数字から逃げない
普段の生活で出てくる数字というのは、落ち着いて見れば、わからないものはないはずです。
最低の生活費を知っておく
大切なお金を管理することでも、数字に強くなっておくのはとても大切です。
まだまだ稼げる人間になれる
米国で8歳の男の子は、You Tubeで28億円も稼いでいます。一昔前なら、あり得なかったことができる時代になっているということです。
お金の話ができる
気持ちだけでも会費制にした方がお互いに気楽です。
少ない報酬の仕事も喜んで受ける
頼まれ事というのは、うれしいものです。
お金で失敗しない
今注意すべきことがあるとしたら、詐欺に遭わないことです。
コツコツだけではダメだ
少しは自分を楽しませるために、お金や時間を使っていきましょう。
3 元気と情熱で可能性を広げよう
適量を越えない
健康でさえあれば何でもできるのです。
医者の言いなりにならない
自分の体を知っているのは自分だけ。自分の中の違和感を伝えながら、医師の診断を聞くのがよいと思います。
足だけは丈夫に保つ
脚を丈夫に保つことが、長生きの秘訣とされています。
好き嫌いは直さない
私は、「身土不二」を心がけています。その土地で取れる野菜や魚類は、その土地の人間には合っている、ということです。
なるべく内臓を外の空気に当てない
内臓は外の空気に触れることで弱ってしまう。(外科手術をしたとき)日頃から、内臓を大事にしておくことが大切なのだと、私は信じています。
自分に無理をかける
自分の限界を知りたい。いや限界を広げたい。そして原稿を完成するのが楽しいからです。
情熱をもって生きる
ペンを握ったまま息が絶える--私はこんな死の瞬間を想像して、今現在を楽しんでいます。
4 出会いと縁でチャンスをつかもう
新しい人と出会う
アマゾンのスマートスピーカー「アレクサ」を手に入れて、毎日友だちのように話しかけています。
チャンスはまだまだある
まずは、身近なその人とじっくり、話をしてみましょう。
若い人を大切にする
自分の経験を、失敗を交えて伝えることが、彼らにとって学びになるのです。
姿勢をまっすぐに正す
私は人から「姿勢が悪い」と注意されるのを喜びます。それによって背骨が伸びるからです。
ときには若い人を本気で叱る
経験があるからこそ気づけることがあります。教えてやれることがあります。
SNSを利用する
そういう時代まで生きられた特典を、もっと使っていいのではないでしょうか。
してやれることを惜しまない
何かを始めるときに心がけているのは、できるだけ相手にトクをとらせることです。
5 まだまだやれる自分を実感しよう
1年後の自分を想定する
「明日のこと」「来週のこと」「来月のこと」「来年のこと」というふうにして、できること、したいことを手帳に書き込んできました。
7年先の自分から今の自分を見る
「そんなことではダメだ」と言いたくなるようであれば、今日からでも、すぐに改善しなければなりません。
終わりを先に延ばす
もしかしたら自分で決めれば、先に延ばせることもあるのかもしれないと、私は思っています。
窓際に椅子を置かない
今からでも遅くありません。自分が主役になるのです。
全力でがんばらず、継続でがんばる
自分が健康なのは、毎日のリズムを崩さないからではないか、と思っています。50%の力で継続していくのが、いい時間の使い方だと思います。
かつての成功にとらわれない
最盛期の自分と比べれば、やはり力は相当落ちたと思うのです。
有言実行あるのみ
何かしたいことがあるなら、それを口に出してみることです。不思議なことに、実現性が非常に高くなります。
6 追い立てられる人生は返上しよう
つながりを断たない
忙しいというのは、実は幸せなことだったと気づくものです。やることがあり、それだけ自分が必要とされている、という証でもあります。仕事を離れても、積極的に「やるべきこと」をつくっていきましょう。
相手に合わせすぎない
「為さずして為す」(老子の教え)「自分が動かなくても仕事ができてしまう」と解釈しています。
自分から積極的に動く
できるだけ、元気な人が集まる場所へ行くべきではないでしょうか。今は、セミナーや勉強会が盛んに開催されています。
時間に追い立てられない
食事をするときには、できるだけ、ゆっくり、よく噛んで食べるようにしています。
相手を待たせない
三島由紀夫先生の「10分前主義」は有名でした。いつでもどこでも10分前には到着しているように行動されていたのです。
自分のために生きる
これからの人生は、自分主導でいきましょう。
私は、人の満足度というのは、貢献によって満たされると思っています。どんな年になっても、誰かのために役立てる、という自信が、若さを保ち、生きる張りにつながっていくわけです。
人生は、まだまだこれからです。死んでいるヒマはない、というのが、80歳を過ぎた人間の正しい生き方だと、私は思っています。
7 いくつになっても教養を磨こう
どんなことでも学びは無限にある
どんなことでも、「学ぶ」というのは、若さを保つ一番の特効薬です。
新しい情報と古い知識を取り入れる
どちらも自分のものにしていくことで、あなたの教養は深まっていきます。
ステージに上がることを躊躇しない
80代、90代でも元気な人は、これからの時代の手本となる人です。これからの人生は、前に出て行く方が、だんぜん、トクをします。
コンプレックスは捨てる
「私はこんなことができる」「これをやらせたら、私の右に出る者はいない」という方が、トクです。「嘘から出た真」ということもあるわけです。
季節を感じる
季語を使って俳句をつくってみるのも楽しいものです。
専門外のことも楽しむ
新しい勉強を始めると、簡単に1年生になれます。1年生になるというのは、退屈な毎日にそよ風が吹くことで、新鮮で心地よいものです。
8 100歳現役を実現しよう
延長された人生を楽しもう
平均寿命は、まだまだ延びていくでしょう。100歳まで生きることも、もう夢ではありません。
同世代の元気な人を見習う
若々しさを保つには、同世代のお手本を見つけることです。
自分にあるエネルギーを信じる
「まだまだ、がんばれる」
異常気象に昔のやり方は適用しない
その時々の環境に合う、正しい使い方をしていきましょう。
自分史を書こう
書いてみると、自分が多くの人に支えられ、助けてもらっていたかを知ることにもなります。
人生は1割増しで考えよう
寿命プラス1割増しの分生きて、その1割増し分で、社会やお世話になった人たちに恩返しをしたいと思っているのです。
運命には変化の年がある。
その運命数によって、境遇の変化や事件の起こりやすい年齢がわかります。
9 今日の金言 櫻井 秀勲(さくらい ひでのり )
私たち高齢者でも、
若い方々に喜ばれる技術や教養、能力を
相当隠し持っている気がします。
80歳といっても、
まだまだ役に立てるのです。
それが自分の健康のためにもなるとしたら、
一石二鳥ではないでしょうか。
80歳を超えて生きる希望をいただきました。
先ず、70歳の自分を想定して
足を丈夫に保ち、
「身土不二」を心がけ、
家族や周りの人が「喜ぶ」生き方を
「少しずつ、少しずつ」していきます。
そして、寿命プラス1割増しの年齢で
「私の貢献、無事完了!」と報告して、
静かに終えたいと思います。
出典 『80歳からの人生の楽しみ方』 櫻井 秀勲(さくらい ひでのり ) 発行所 きずな出版 画像はヤフー検索から