目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『ごえんの法則』から学んだ
嬉しく、楽しく、幸せなことだと思うことができる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 この世は修行の場、喜びの場である
「この世は修行の場です。
だから我慢や忍耐を繰り返していかなければならない。
それが人生ですから」
そういう言葉をよく耳にします。
しかし、宇宙的な事実としては、
人生は「修行の場」であると設定されていないようです。
私たちの目の前で起こる現象は、すべてゼロ(中立)です。
人生の設定は「現象をどのように捉えるか」で変わります。
もっと言えば「どう捉えるか」は、それぞれの「思い」で違うのです。
たとえば、親が亡くなって辛いのが
「修行の場」と考えているのはその人自身です。
宇宙的解釈では、親が亡くなったのはひとつの現象である、と捉えます。
つまり、現象そのものはすべてゼロだということです。
物事を捉える力を「認識力」とすると、
その「認識力」が上がってくるにしたがって、
次の3つの段階を踏むように思います。
第1段階は「この世は修行の場である」という認識です。
目の前の現象一つひとつが「私」を修行させるために存在しており、
そのためにいろいろな現象を起こしている。
そう考えることで、問題を乗り越えたり、気持ちが楽になったり、
生きるのが楽になったりする人がいるのであれば、
そういうふうに捉えても構わないと思います。
第2段階として、同じ現象を目の前にした時に、
「実はこの世は、喜びの場ではないのか」
と捉えることもできます。
その捉え方によって、認識力は3分の2まで上がったと言えます。
3 実は感謝の場である
さらに高みである最終段階は、
「この世は修行の場ではなく、喜びや幸せの場でもない。
実は感謝の場である」
と気がつくことです。
あなたの勤める会社が倒産し、職を失ったとします。
その場合に、
「こういう状況に耐えて、我慢し続けることで人生の修行をしている。
ここで耐えなければ、意味がないのではないか」
と考えてもおかしくありません。
しかし、そのように考えている間は、
その現象は、あなたにとって辛いものでしかありません。
認識力が向上すると、あなたはこのように考えることができます。
「もしかすると、この現象は私にとって喜びなのではないか」
意志の強い人は、自分で会社を辞めることができますが、
心優しい人ほど、会社と縁を切って辞めることができません。
「あなたは本来、そういう会社でそういう仕事を
している場合ではないのですよ」
という宇宙の意志がある場合、
生まれる前に自分でそういうシナリオを書いて、
会社を辞めざるを得ない状況を設定しています。
それが見えた時に、
「ああ、私はこの会社を辞めて次の仕事をすることになっていたのだな。
自分にとっては、とても嬉しく、楽しく、幸せなことだ」
と思うことができます。
「この世は感謝の場ではないのか」
この認識力が第3段階、最終段階です。
会社が倒産した結果、天命、天職というものに出合うことができた場合、
「もし、あの会社が倒産していなかったらば、私は決してこの仕事を始めることはなかったであろう」
と気がついた時から、世の中が「感謝の場」に変わります。
何度も繰り返しますが、現象は何も変わっていません。
まったく同じことが起きています。
現象はゼロ。
中立で色もまったくついていません。
同じ現象について「修行の場」「喜びの場」「感謝の場」と捉えるのは、あなたの自由です。
自由とは、「自らに由る」と書きます。
あなたの捉え方、認識力が、あなたの人生を決めるのです。
4 オザビエルの願い
自分の捉え方、認識力が、あなたの人生を決める。
オザビエル(私)自身、毎日いろいろなことがありますが、
現在を、「修行の場」「喜びの場」を経て「感謝の場」と捉えています。
これまでうまくいったことに、感謝。
うまくいかなかったことには、お詫びと感謝。
これからも、お詫びの心を忘れず、ささやかでも喜ばれる生き方を
していきたいと思っています。
少しずつ、少しずつ……。
出典 『ごえんの法則』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 大和書房 画像はヤフー検索から