目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『ごえんの法則』から学んだ
人生が自然といい方向に流れる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 動物は2つの本能に司られている
動物は、2つの本能に司られています。
それは、
- 「自己保存」
- 「種の保存」
「自己保存」は、生きるための本能です。
水がなくなったら、移動して水を探す。
獲物を探すために動く。
物が飛んでくれば避ける。
天敵がいれば逃げる。
これは誰かから指示されるわけでもありません。
「種の保存」は、改めて言うことでもありませんが、
子孫を残すための本能です。
ゴリラ、サル、オランウータン、マントヒヒ、チンパンジーなど霊長類は
数多くいますが、ふさふさの毛で覆われていないのは「ヒト」だけです。
寒かったら、火にあたる。
動物の毛皮を身につけて、暖をとる。
といった道を選んだ唯一の動物なのです。
また、「ヒト」は天敵のいない生物なので、白目を持っています。
チンパンジーやオランウータンも、目を見ればわかりますが、
白目はありません。
黒目の両脇は灰色なのです。
白目があると、天敵に目の動きを読まれてしまい、
命を落とすことにもなりかねません。
その点、すべて黒目なら、数メートル離れたら、
どこを見ているかがよくわからないので、
天敵に視線を読まれなくて済みます。
生き延びるためには、目の動きを読まれないことがとても重要なのです。
天敵がいないということは、
身を守ることにエネルギーを割かなくて済みます。
実は、天敵のいる生物は、
エネルギーの98%を「自己保存」に費やしてます。
残り2%を「種の保存」に費やしています。
「ヒト」以外のほとんどの動物は、
天敵に襲われないでどう生き延びるかに、
ありとあらゆるエネルギーを費やしています。
1年に何度か短い発情期があって、いろいろとタイミングが合えば、
「種の保存」が許されます。
この「種の保存」は、本当に安全であるというとても短い時間、
限られた条件の中で初めて許される行為なので、
残りの2%で十分なのです。
3 「ヒト」には「喜ばれると嬉しい」という3つ目の本能があります
私たち白目を持っている「ヒト」は、天敵がいない生物なので、
他の動物に比べると、ものすごくエネルギーの使い道が残されている。
その残されたエネルギーを何に使うのか。
神さまは「ヒト」に3番目の本能として、
「喜ばれると嬉しい」という本能を与えました。
なぜ、私たち生物界の頂点に立つ「ヒト」だけが、
そうした特別な本能を授かったのか。
どうやら神様自身は、「自己保存」と「種の保存」のエネルギーは、
持ち合わせていないようです。
「喜ばれると嬉しい」というエネルギーしか持たない存在らしい。
神様は、生物界の頂点にある1種類の生物だけを選んで、
そこに自分だけが持つ「喜ばれると嬉しい」という本能を
与えたようなのです。
「ヒト」は、頭の上から石が落ちてくれば避けます。
目の前に海があれば、溺れないようにと船や筏をつくります。
お腹が空いたら、、食べ物を食べます。
親から何も教わっていないのに、自分の理想の相手を探して、
子孫を残します。
「自己保存」と「種の保存」については、他の動物と大差はありません。
神様は、「喜ばれると嬉しい」というエネルギーを、
トップの生物である「ヒト」にだけ与えました。
「自己保存」と「種の保存」だけで生きてきた「ヒト」は、
「喜ばれると嬉しい」という本能を目覚めさせることで、
初めて「人間」、人の間で生きる存在になれるのです。
「ヒト」から「人間」になる。
「人間」として生きるという使命は、自分ひとりで生きるのではなくて、
社会の一員として、喜ばれながら生きることです。
喜ばれて生きることを続けていくと、
その人の人生は、自然といい方向に流れます。
これは間違いありません。
4 オザビエルの願い
「人間」として生きるという使命は、自分ひとりで生きるのではなくて、
社会の一員として、喜ばれながら生きること。
オザビエル(私)自身、この使命を達成することができたか、と言えば、
十分ではありません。
しかし、これからでも、喜ばれる生き方をしていきたいと思います。
少しずつ、少しずつ……。
出典 『ごえんの法則』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 大和書房 画像はヤフー検索から