目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『ごえんの法則』から学んだ
人生を楽しむことができる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 「思い」を持たない
「思い通りにならないこと」をゼロにするためには、
どうすればいいのか。
ひとつの方法論としては、
「人生は思い通りにならない」と思い定めること。
これを「諦観」と言います。
仏教用語で「諦観」は、ひとつの悟りを意味します。
けれども「諦観」よりも2、3歩前に、もっと簡単な悟りがあります。「苦」は思い通りにならないことである。
ゆえに「苦」を生じさせないためには、「思い」を持たなければいい。
「自分がどのように生まれたかに関心を持たない」
「老いたくないという思いを持たない」
「病みたくないという思いを持たない」
「死にたくないという思いを持たない」
そもそも「思い」がなければ、
「思い通りにならない」という現象は起きません。
「苦」が生じないのです。
「思い」を持たない。そのためには、
病気や事故、愛する人との死別など、目の前で起こるいろんな現象を、「そうなりましたか」
とただ淡々と、日常のひとつとして、受け入れていけばいいのです。
3 人生の一部として楽しめばいい
むしろ、自分の身に起こる現象を、人生の一部として楽しめばいい。
この「人生を楽しむこと」が、肉体を持ってこの世に生まれてきたことの意義だからです。
ああなりたい、こうなりたい、不幸だ、苦しい、と思うのではなくて、
「ただ、この世で起こるいろんな現象を味わいにきただけだ」
という人生観を持てば、人生は「楽」になるのです。
したがって、
「我々は、観音様の生まれ変わりなのだ」
と思えば、人生が「楽」になります。
それも修行に来たのではなくて、この世の「娑婆」に、
人間という肉体をいただいて、味わいにきた。
この「観音経」の概念は、植物や動物ではわかりません。
人間の肉体を持って初めて、
この世に遊びにきたという喜びを知ることができるのです。
4 オザビエルの願い
病気や事故、愛する人との死別など、目の前で起こるいろんな現象を、「そうなりましたか」
とただ淡々と、日常のひとつとして、受け入れていけばいい。
なかなか、ここまて、この世で起こるいろんな現象を味わいにきた、
という境地にまでは、到達できません。
しかし、「人生を楽しむこと」が落ち着いてできればいいと思います。
心の重みが少しでも軽くなって、幸せを感じることが多くなることを、
心から願っています。
出典 『ごえんの法則』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 大和書房 画像はヤフー検索から