205　成功に向かって歩いている人

成功するためには、ただ、直立して歩いてみればいいんです。

ただ、「困ったことは起こらない」と、考えるだけでいい。

逆立ちをしていたのでは、苦しいだけです。

神さまは、私たちを苦しめようとはしません。

神さまは、私たちに、与えて、与えて、与え尽くしているんです。

だから、困ったことは起こらないんです。

あなたに困ったことが起きます。

そんなとき、あなたが、

「本当に、このことで私は困るのだろうか」

と、考えるのです。

困った出来事が、本当に困ったことではないんです。

そう気づいたとき、あなたの魂のステージが上がる。

困ったことは、魂のステージを向上させる神さまからのプレゼント。

人が成功するかしないかは、人相にんそうに現れる。

その人相とは、考え方なんだよ。

怒ってるやつは、怒ってる顔になる。

妬ねたんでるやつは、妬み顔になる。

そんな顔、好かれるわけない。

だいたい、人に好かれないこと自体が失敗なんだよね。

「この人に、すべてのよきことが雪崩なだれのごとく起きます」

って、言いぐせつけてると、人の幸せ願ってるから、人相が違ってくる。

人相から変えないと、成功できないんだよ。

「成功するのに、苦労なんかいらないんだから」

というと、世間の人は、

「苦労しないで、どうやって成功するんですか。教えて欲しい」

と言います。

私はもう一度、同じことを言います。

「ねえ、この苦労、やめにしようよ」

確かに、人生には大変なことがたくさんあると思う。

だけど、よく整理してごらんよ。

子どもの頃の苦労と大人になってからの苦労は違う。

苦労と成功は別なんだよ。

幸せな考え方する人は、必ず幸せになれるんです。

苦労の先になんか、苦労しかないよ。

苦労は止められるんだ。

そうしたら、幸せになれるんだよ。

成功しないのは、自分の問題なんだよね。

人の言うことを聞けないから、成功しないんだよ。

人が話してくれたら、じっと聞いてて、

「この人、私のために一生懸命しゃべってるんだな」

と、じっと聞くんだ。

納得いかなくても、

「ありがとうございました。いいお話聞きました」

っていうのが本当なんです。

じいっと見て、この人が愛の人かどうかを見抜く。

愛でしゃべってくれてるんだったら、

「ありがとう」なんだよね。

「仕事はおもしろい」って、みんなに思って欲しいんです。

なぜって、「仕事はおもしろい」と思えたら、成功したも同然なんです。

本当に仕事はおもしろいかどうか、私は知りません。

けれど、人生でつらいことがあったとき、

仕事ってそれ自体、人を助けてくれる。

仕事に集中していれば、気がまぎれるからね。

いろいろやることがあると、あれやこれや忙しい。

その間は、悲しみを少しでも忘れることができますね。

仕事って、そういうところもあると思います。

仕事がつまらないって言うけれど、仕事っておもしろいんだよ。

たとえば、繁盛店ではお客さんが喜んでる。

人が喜ぶことをなぜしない。

自分の仕事でお客さんを喜ばせることを、なぜしないんだ。

看板はどうしたらいいんだろう。

お客さんが来たら、どうしたらいいんだろう。

考えてみなよって。

仕事も遊びのうち、仕事もゲームのうちと思って、楽しんでやる。

人はできないから、魅力がないんじゃない。

できないことが、１つでもできるようになったとき、

すごく、魅力が出てくる。

「私はできないから、やらない」じゃない。

やらない言い訳にしちゃダメなんです。

「深い井戸ほど、水はきれい」なんです。

もう一掘り、もう一掘りってやり続ける。

成功に向かって歩き出してる人を、成功者って言うんです。

要は、自分だけ、やり切ればいいの。

世間ができていようが、できていまいが、そんなことどうでもいいの。

親ができていようが、できていまいが、そんなこと知ったことじゃない。

友だちができようが、できまいが、どうでもいい。

自分だけは、正しいことをやり続ける。

そうすると、奇跡が起きてくるの。

何か、みんな勘違かんちがいしててね。

自分のことを構かまわないで、他人のことを構う。

そんなことばかりしている人のこと、偉えらいと思ってるけど。

自分ができないことを、他人ができるわけないんです。

自分のことがちゃんとしていれば、他人を構ってあげられる。

自分のことを大事してるから、他人も大事にできるんだよ。

自分を大切にしない人は、他人からも大切にされないの。

いつも魂を成長させ、死んで魂の故郷へ帰るっていうのが天寿てんじゅ。

生きている間は、そういう遊び、ゲームをやり続けるの。

遊ゆ行ぎょうといって、私たちは今世に遊びに来ているんです。

仕事を通して、それをやっているんだよ。

楽しいでしょ。