目次
始めに 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
明治大学文学部教授
齋藤孝(さいとう たかし)さんの著書
『イライラしない本 - ネガティブ感情の整理法』
から学んだ
イライラを解消する
「パワーフレーズ」をお届けします。
第1章 何が心を乱すのか
イライラの根源
「未来への不安」と「過去への後悔」が「今の感情」を凌駕する
「認められない」不安 -「いいね!」をほしがる肥大した自己承認欲求
ルール違反にイラッとする - 敏感すぎる正義感がもたらすネガティブ感情
嫉妬を感じてイラッとする -「何であいつだけ」が生むネガティブ感情
嫉妬が生むイライラは「不公平」への不満によって倍増
「あいつだけが」「自分だけが」テンポを乱すものにイラッとする - フローを止められる不快感
第2章 ネガティブ感情を見極める
心がザワついたら、身体の感覚に置き換えよう - フォーカシングのすすめ(焦点を当てながら)
→ 「幽霊の 正体見たり 枯れ尾花」
= 幽霊かと思って気味悪がっていたけれど、よく見たら枯れたススキの穂だった
= 正体がわからないので気味悪いけど、分かってみたら何のことはない
心がザワついたら、鏡を見よう -「メタ認知」(自分のことを客観視する)で自分の感情を知る
心がザワついたら、紙に書こう -「感情の棚卸し」(感情を言葉という形に可視化する)
心がザワついたら、執着を捨てよう -「拒まず、追わず」を実践してみる、「相性の問題」(ウマが合わなかっただけ)
坊主が憎いと、本当に袈裟まで憎いのか - ネガティブ感情の元凶を明確に
ネガティブ感情は拡散する
自分でコントロールできるか - ネガティブ感情は「混ぜるな危険」
仕事ができる人は、感情の分別ができる人
第3章 ネガティブ感情を浄化する
心のフィルターの目詰まりを洗い流す - カタルシス(浄化)のすすめ
日本人に向いている「カタルシス(浄化)」という発想
感情カタルシス①「愚痴る」
- 愚痴の効用 - ネガティブ感情を吐き出す心のデトックス
- 仏壇に向かって語りかける
- 誰かと分かち合うことで、ネガティブ感情が浄化される
- 互いに感情の語り手、聞き手になろう
- 相談するだけで元気になる - カウンセリングの役割とは
- 人間には自然治癒力も備わっている
- 意味のない雑談が、カタルシス&デトックスを促す
感情カタルシス②「歌う」
- カラオケが救う現代人の感情 - 誰もが大声を出せるという功績
- 「歌う」「訴う」- 自分の歌は、聞く人以上に自分の心に響く
感情カタルシス③「芸術に触れる」
- 誰かの悲劇を観るとスッキリする =「自分のほうがマシ」という心理 - 悲劇の本質はカタルシスにある
- 「永遠」に触れると、日常の感情が相対的に小さくなる - 一喜一憂の感情がちっぽけに感じる
- 他者の大きな感情を利用してスッキリする - 優れた芸術は、人の心を浄化する
第4章 ネガティブ感情を管理する
選択に迷ったら、状況ではなく感情をシミュレートする
※ ある状況や場面を想定したうえで、それが再現可能かどうか試してみる
心の中を“今”で満たす - 不安やプレッシャーを門前払いする
自分が自分自身の心の管理人になる
1日単位で感情を精算する - 凹んだ日は焼き肉の法則
手帳に書き込んで、感情収支や心のバランスを管理する
一つずつこなせば、どうってことない
ルーティン&リピートの効用 - 「繰り返し」が心に安心感を生む
※ イチロー選手のルーティンは、無用な思考を排除して集中する
※ 気に入った一曲を繰り返す
10秒ジャンプの効用
息を吐いて吐いて、吐ききって、それから吸う - 深呼吸のすすめ
ネガティブ感情をポジティブ方向にアウトプットする
感情のアウトプット先をコントロールする
ネガティブ感情の持続時間を見積もる
※ 「映画○本分」「テレビ○本分」
雑事・雑用に没頭する - 「作業興奮」がネガティブ感情を救う
「土地が持つ力」に感情を委ねる
※ 宮沢賢治の妹への鎮魂の思い - 北への旅路
淡交のすすめ -「感情に負担をかけないこと」
※ 付かず離れずの淡い交わり
「君子の交わりは淡きこと水のごとし」荘子
優れた小説を読んで、その深遠な感情世界を学ぶ
めざすはイライラしない高齢者
ネガティブ感情は「人間らしさの証し」と開き直る
第5章 感情が落ち着く心の港を持つ
絶対的な存在に身を委ねると、人は安心感を覚える
思い浮かべるだけで幸せになれる場所
人は神や宗教にすがる - 絶対的な存在の最終形
心に「北極星」となる存在を持つ
仕事と家庭の間のカフェというワンクッション
終わりに オザビエルの願い
いくつなってもイライラします。
感情が落ち着く心の港を持つことが大切です。
感動を与えてくれるパワースポットも効果的です。
少年・少女時代の思い出の風景も落ち着きます。
どうか、いい解消法を見つけて、
明るい明日になることを願っています。
出典 『イライラしない本 - ネガティブ感情の整理法』 齋藤 孝(さいとう たかし) 出版社 幻冬舎新書 画像はヤフー検索から