目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの著書
『ありがとうの神様』から学んだ
人に喜んでもらえる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 今、自分がやるべきこと
3人の方から相談を受けました。
- 「2年間就職活動をしているのですが、まったく採用されません。どうしたらいいでしょうか?」30代男性。
- 「早く結婚したいのですが、どうしたらいいでしょうか?」30代女性。
- 「末期ガンで余命3か月なのですが、どうしたらいいでしょうか?」50代女性。
この3つの質問に対して、私は、同じ回答をしました。
「今、自分がやるべきことは、
自分の目の前にいる人を大事にすることです。
やるべきことがあったらそれをやればいい。
結婚も就職も死も、今、自分の目の前にないのだから、
考えなくてよいのではありませんか」
ガンであと3か月の命なら、
それをどうやって半年、1年と延ばそうかを考えるのではなく、
3か月の間に
「どれだけの人に喜んでもらえるか」
をひたすら考えればいい。
「3か月後に死ぬ」ことに関心を持たなくていいのです。
日々の一瞬一瞬を楽しんで生きていれば、
余命がどれくらいあろうと、関係がありません。
「結婚すること」ばかりを考えている人には、
誰も結婚を申し込みません。
結婚のことしか考えていないので、
目の前の人、こと、ものを大事にしていないからです。
結婚相手であろうと、なかろうと、目の前にいるすべての人に対して、
「自分のできること」を一所懸命やっていたら、必ず誰かの目にとまるはずです。
2年前、無職の男性は、
「自分に合った仕事がわからない。どんな仕事を選べばいいのか?」
と言い続けていましたが、仮に私が社長でも、
彼を採用することはなかったでしょう。
なぜなら彼は、「まったく笑わない」し、「無表情」だし、
「自分から話しかけない」からです。
もし彼が、笑顔で挨拶をして、みんなにおもしろい話をして、
目の前のやるべきことをやっていたら、
彼に興味を持つ経営者が雇ってくれたかもしれません。
3 念とは、今の心
私たちは、過去のことも、未来のことも考える必要はありません。
私たちの人生は、3秒前も、2秒前も、1秒前も過去です。
この瞬間だけが「今」です。
だとすれば、過ぎてしまった過去について考える必要はありません。
また、「明日」という日は、永遠に訪れません。
一晩寝て、起きたら「今日」です。
「念」という文字は「今」の「心」と書きます。
「念」とは、今、目の前にいる人、目の前にあることを
大事にする心のことです。
「過去」を悔やむことなく、「未来」を心配することなく、
「念を入れて、生きる」。
「念」を入れた生き方は、必ず、「未来」につながっていくでしょう。
今、目の前にいる人を大事にする、目の前にやるべきことがあったら、
ただ、ひたすら大事にやっていく……。
私たちにできることは、ただ、それだけのようです。
4 オザビエルの願い
自分の目の前にいる人を大事にすること。
目の前にやるべきことがあったら、ただひたすら大事にやっていくこと。
そして、「どれだけの人に喜んでもらえるか」をひたすら考え、
やっていく。
最後まで、「ありがとう」と目の前の人に感謝して、
喜ばれる存在であり続けたいですね。
出典 『ありがとうの神様』 A God in the Magic Word “Arigato” 小林 正観(こばやし せいかん) 出版社 ダイヤモンド社 画像はYahoo検索から