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フビライ・ハンのイラスト
元寇をわかりやすく解説します。
目次
1 強大なモンゴル帝国
1206年 チンギス・ハンは、モンゴル高原の遊牧民の勢力を統一して、モンゴル帝国を建設した。
チンギス・ハンやその子孫は、領土を広げ、アジアだけでなく、ヨーロッパの一部までに達する大帝国を築き上げた。
第5代皇帝フビライ・ハンは、国名を元とし(1271年)、宋をほろぼした。
このころ、イタリア人のマルコ・ポーロが「東方見聞録」の中で、日本を「黄金の国ジパング」としてヨーロッパに紹介した。(1298年)
フビライ・ハンは、日本を従えようと、高麗の使者を送ってきた。「従わないと武力を使う」と(1268年)
8代執権北条時宗(ほうじょうときむね)は、これを無視(拒否)した。
2 二度の襲来=元寇(げんこう)
1274(文永11)年 文永の役(ぶんえいのえき)= 元は、集団戦法と火薬を使った武器(てつはう)で幕府軍を苦しめた。 → 力を見せつけるのが目的だったので、引き上げた。
1281(弘安4)年 弘安の役(こうあんのえき)= 元は、ふたたび14万の大軍で北九州に攻め寄せた。 → 御家人たちの活躍で、元軍は上陸できず、暴風雨 = [神風]にあって壊滅的な損害を受け、引き上げた。
この二度の襲来= 元寇(げんこう)の後も、元は日本への遠征を計画したが、実施されなかった。
1297(永仁5)年 幕府は徳政令(とくせいれい)を出して、御家人(家来)を救おうとした。
⇒ 御家人の借金を取り消し、手放した土地を取り返させるため
効果は一時的で、御家人の幕府に対する反感は強まった。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 チンギス・ハン - モンゴル帝国を建設
〇 フビライ・ハン - 国名を元とする フビライをエビフライと書いてはダメ!
〇 北条時宗(ほうじょうときむね) - 8代執権
〇 元寇(げんこう) - 二度の襲来
〇 徳政令(とくせいれい) - 借金を取り消し
👉元寇で元や高麗の兵による殺害や略奪、放火などの被害から生まれた言葉は何か? 次から選びなさい。
A こわい B ひどい C むごい D 人でなし
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
1 強大なモンゴル帝国
1206年(①)は、モンゴル高原の遊牧民の勢力を統一して、モンゴル帝国を建設した。
(①)やその子孫は、領土を広げ、アジアだけでなく、ヨーロッパの一部までに達する大帝国を築き上げた。
第5代皇帝(②)は、国名を元とし(1271年)、宋をほろぼした。
(②)は、日本を従えようと、高麗の使者を送ってきた。「従わないと武力を使う」と(1268年)
8代執権(③)は、これを無視(拒否)した。
2 二度の襲来=(④)
この二度の襲来= (④)の後も、元は日本への遠征を計画したが、実施されなかった。
1297(永仁5)年 幕府は(⑤)を出して、御家人(家来)を救おうとした。
⇒ 御家人の借金を取り消し、手放した土地を取り返させるため
💮 答え
① チンギス・ハン ハン(汗)は遊牧民族の首長の称号
② フビライ・ハン
③ 北条時宗(ほうじょうときむね)
④ 元寇(げんこう)
⑤ 徳政令(とくせいれい) (永仁の徳政令)
👉元寇で元や高麗の兵による殺害や略奪、放火などの被害から生まれた言葉は何か? 次から選びなさい。
A こわい B ひどい C むごい D 人でなし
答え C むごい ※ 酷い
元寇は「残酷」極まりない戦いでした。これで基礎学力バッチリです。