今日は、オザビエル(私)が、
婦人公論増刊
『曽野 綾子(その あやこ)さんに学ぶ人生後半の潔い生き方』から
実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 人間関係 (^_^)
人生後半に入ったら、
立ち止まらなくては。
悲しくても立ち止まり、
不運なことにも立ち止まり、
嫉妬をせず、
人を羨まず、
そして一番重要なのは、
諦(あきら)めること。
世の中には、
頑張っても
どうにもならないことが、
いくらもあります。
私はアフリカの現状を
何十年と見続けてきた経験から、
運命の不公平があるのが
人間世界なのだと痛感しました。
少なくとも、
それをわかっている人としか、
つきあいたくないなと思います。
普通の暮らしをさせていただいているだけで、
なんとありがたいことか。
だから残りの人生も、
私は多くを望まないで
過ごしていきたい。
2 夫婦 (^_^)
親しき仲にも礼儀あり、
というのは
夫婦の間でも必要な気がします。
日本には、家に帰ったら
お父さんはステテコ一枚、
お母さんはスッピンみたいな、
家庭では無作法でいいような
空気があります。
ところが、聖書のなかに
「愛は無作法をしない」という
日本人には思いもよらない
言葉があるんです。
それを知ったときは
目からウロコが落ちる思いがしました。
私なりに解釈すると、
家庭で気を許すことも必要だけど、
見苦しい行動をしたり
喧嘩腰でものを言ったりしてはいけない、
ということなのでしょう。
3 健康 (^_^)
やはり一番大切なことは、
心身ともに出来る限り
「自立」することでしょうね。
私は実の母、義理の両親の3人を
この家で見送っています。
もちろん、忙しいときには
周囲に手助けをしていただいたこともありますが、
私たち夫婦が最後まで
責任をもって一緒に暮らしました。
その間に、あらゆる老年の過程というものを
学ばせてもらいましたので、
人間にどんなことが起こり、
どうなっていくかは、
よくわかっているつもりです。
ですから、自立が大好きな私ですが、
いよいよ本当に動けなくなったら、
最後にどこかに入れていただくことになるかしら、
とは思っています。
でも、自分で動けるうちは、
好きな花を植え、野菜を育て、料理をつくり、
しっかり食べ、読書をし、体をちゃんと動かしながら、
1日1日過ごしていきたいですね。
健康維持の秘訣とは、
こういった当たり前のことの積み重ねなのでは
ないでしようか。
4 理想の老後 (^_^)
実は「手持ちのもので闘うこと」は、
大切な生き方のテクニックのひとつかもね。
挑戦であり、楽しみでもあるんですよ。
性格も料理の材料と同じですね。
「神経質な人」も「のんびり屋さん」も、
その性格を武器にして闘えばいい。
人生の半分は自分のせいですけど、
残り半分は神様のせいです(笑)。
気を付けるべきところは気を付け、
備えるべきところは備えたら、
そのうえで起こったことは
すべて必然なんでしょう。
期待しすぎることも
絶望しすぎることもなく、
必然を楽しんで生きるのが、
幸せに老後を生きるコツだと
いえるかもしれませんね。
5 病を寄せつけない副交感神経アップの方法
※ 交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキ
= 「長寿村」のみなさんは、見事に「自律神経のバランスが良い生活」をしている。
( 医学博士 小林 弘幸 順天堂大学医学部教授)
1 ぬるめ(39度から40度)のお風呂に入る
寝つきもよくなる
2 腹八分で1日3食
できるだけゆっくり時間をかけて食べる
3 腸内環境によい物を食べる
ヨーグルトや納豆などの乳酸菌を含んだ発酵食品や、バナナや海藻類、キノコ類など便の材料となる食物繊維が豊富な食品
4 ガムをリズミカルに噛む
リズミカルな咀嚼(そしゃく)は副交感神経をアップさせるのに最適で、かつ簡単な方法
5 エレベーターを使わない
運動をして血流を上げることは、副交感神経を優位にする効果がある(ウォーキングなどの穏やかな運動がおすすめです)
6 正しいストレッチをする
血流を刺激し、交感神経と副交感神経のバランスを整えることができる
7 1対2の呼吸法
吸うときは交感神経が、吐くときは副交感神経が刺激されます。吸ったときの倍の時間をかけて息を吐き出すと、血管が開き、末梢まで血流がよくなります
8 ロックを聴く
副交感神経の働きを上げるのに適している音楽はロックです(レディ-・ガガの曲がとくにおすすめですよ)
9 花を一輪飾る
心がなごむものを見ると、副交感神経が優位になります(とくに花や緑など自然のものは効果大)
10 口角を上げる
口角を上げて笑顔を作るだけで、副交感神経の数値が上がる
贅沢を言わなければ、
逃げ道はたくさんあるはずです。
今の生活のレベルを
落としたくないと思うから、
他の選択肢がなくなるのです。
普通の暮らしを
させていただいているだけで、
なんとありがたいことか。
オザビエル(私)もいつもそう思っています。
予防・対処をきちんとした後は、
必然を楽しんで生きるのが、
幸せに老後を生きるコツなのでしょう。
さあ、
今日もコツコツと
努力・精進してまいりましょう。
出典 『曽野綾子さんに学ぶ人生後半の潔い生き方』 婦人公論 (ふじんこうろん)平成26年3月15日増刊 出版社 中央公論新社 画像はヤフー検索から