目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『ごえんの法則』から学んだ
健康のありがたさがわかる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 「あ」の世界と「い」の世界
「あいうえお」の世界についてお話をします。
「あ」の世界とは「あの世」を指します。
こちら側の世界は「い」の世と呼ばれます。
これは仏教用語に由来しています。
向こう側を「彼岸」、こちら側を「此岸」と言うからです。
『般若心経』の
「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄」
の「度」は渡すことができる。
一切の苦厄を渡すことができるとという意味です。
「照見五蘊皆空」は、照らし見る「五蘊」がすべて「空」であると
お釈迦様は悟りました。
「ゆえにすべての一切の苦厄を渡すことができる。
川を渡すことができると気がついた」
というのが「度一切苦厄」という言葉です。
此岸から彼岸、つまり川の向こう側に渡すことができると考えた。
悩みや苦しみは自分が勝手に決めているものであって、
一切は「空」であるとお釈迦様は悟ったのです。
たとえば、茶碗を手のひらに置いた時に、
それが重いか軽いかは手に置かれている本人、人間が決めることです。
宇宙的には重い、軽いはありません。
一切は「空」なのです。
3 病気をすること
病気をすることがいいのか悪いのか、
一般社会が決めることではなくて、自分が決めることです。
一般的には、病気になることは悪いこととされますが、
「入院することができて、すごくよかった」
「疲れが全部取れた」
「いろんなことを考え直すチャンスがあった」
「健康のありがたさがわかった」
「自分の身体の悪いところがわかって治療することができた」
と、逆に喜びを感じたり、幸せを感じたりする人もいます。
その場合は、
病気が幸せにつながった、
ラッキーな出来事だった、
感謝すべき事柄だった、
と認識されるのです。
こう考えると、単純に「病気」=「悪」という結論になりません。
これも「五蘊皆空」なのです。
そういうものは悩み、苦しみの現世「此岸」から、
悩み、苦しみのない向こうの世界「彼岸」へ簡単に渡すことができます。
4 「あいうえお」の語源
「あ」の世界があると知った「い」の世界の人間は、
あまりにも構造が違うので「うっ」と唸る……
というのが「う」の世界です。
「い」の世界にいる人間は
「あ」の世界をなかなか受け入れることができなくて、
否定的な驚きを発します。
これが「えー」の世界です。
しかし、だんだんと「あ」の世界のことがわかってくると、
驚嘆の表れとして「おー」という言葉を発します。
最優先に存在するのが「あ」の世界で、
それに対して肉体を持っている「い」の世界があって、
それに気がついた時に「うっ」と言って、
否定的な「えー」になって、
最終的に「おー」と喜びと驚きの声になる。
肯定的に受け入れた時の言葉は「おー」なのです。
これが日本語の「おいうえお」の語源になったようです。
日本語はひとつずつ探求していくと、奥深くて面白いのです。
5 オザビエルの願い
最近大きな病気が見つかりました。
- 病気が幸せにつながった
- ラッキーな出来事だった
- 感謝すべき事柄だった
とまず3年後、言えることを願っています。
出典 『ごえんの法則』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 大和書房 画像はヤフー検索から