目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの著書
『「ありがとう」のすごい秘密 』から学んだ
神様が味方をしてくれる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 私の体を通してからにしてください
1月1日、朝早く天皇は東西南北、四方に向かって
祈りを捧げるようです。
「もし今年、日本に災いが降ってくるのであれば、
まず私の体を通してからにしてください」
実は私は、2010年の6月30日の段階で3回ほど入院し、
さらには8月と11月にも入院しました。
そうした状態で聞いたこの言葉は、
ものすごい力を持っていて、私の心を強烈に揺さぶりました。
病気は治ったほうがいい、治すべきだと私を含め誰もが思っていました。
ところが天皇は、周りの皆さんがそれを浴びるくらいなら、
私の体に集めてくださいと、神に向かってお祈りをしています。
こうしたことを言う方がこの日本に存在するというのが
ものすごいショックでした。
人間の魂はここまで崇高で美しくなれるものなのか、と絶句しました。
「まず私の体を通してからにしてください」というのは、
全国民の災いを私が一気に引き受けます、ということです。
それでも支えきれなかったというのが
1911年の東日本大震災だったかもしれません。
ですから、天皇が被災地の避難所に行って膝をついておっしゃった、
「大変でしたね」という一言は、単なるねぎらいとか、
励ましの言葉とは違うのだというように私には見えました。
言ってみれば、それは申し訳なさではないかと思うのです。
自分の体で支えきれなかった申し訳なさが、
天皇の中にあるんだということが見てとれました。
3 災いを自分が担ってもいいな
天皇のこの言葉を知って以来、自分の頭の中で、
この言葉が猛烈なスピードで交通整理を始めたのです。
そして1年たってこんな結論になりました。
私の周りには素敵な人たちが数百人集まっています。
その一人ひとりの顔や体を思い出して、この人たちの一部の災いを
自分が担ってもいいかなと思えるようになってきたのです。
そう思えるようになると同時に、
自分の病気が深刻になるとか、具合が悪くなるとかいうことが、
全然構わないという気分になってきたのです。
私がその愛すべき人たちのために、
悪いものを少しずついただいて自分の体が悪くなるなら、
そちらのほうがいいと思えるようになりました。
自分の病気を治さなければいけないと思っているうちは
苦しくてつらいものだったのですが、愛する人の肩代わりをして、
自分の体が悪くなっていったのかもしれないと思ったところから、
まったく病気に対する思いが違ってきました。
今年の6月13日で結婚して32年。
30年間まったく夫婦ともども健康で病気をせずにきましたが、
私が発病したと同時に妻も発病しました。
私は2009年、2010年、2011年と6回入院しました。
医師や看護師さんからは、無事退院できたのは幸運だと言われました。
その幸運は、もしかすると同じ時期に妻が発病して
一部を担ってくれたおかげかもしれないです。
そのように考えたら、私自身が病気になったことも、
私が愛すべき人の一部を担っているのかもしれないということでしょう。
まさか自分がそんな気持ちになるとは思いませんでした。
もちろん天皇の足元にも及びませんが、
私の愛する人たちのために、私が少しでも肩代わりができるのであれば、
それでもいいかなと思えるようになりました。
今の話を聞いて、自分の愛する人たちの不運や不幸を少しくらいなら
受け入れてもいいかな、と思った人がいるかもしれません。
このようなことがわかってくると、
病気や事故、災難などのとらえ方が、まったく違うものになってきます。
今、自分が幸せだと感謝をする人に、神様は味方をします。
ですから、今日は素敵な記念日となりましたね。
4 オザビエルの願い
最近体に起こる異変は、
愛する家族の肩代わりを少ししたのかなって思います。
これからも私にできることなら、受け入れます。
今、「自分は幸せだ」と感謝していますので、
神様はきっと味方をしてくれていると思います。
出典 『「ありがとう」のすごい秘密 』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 KADOKAWA 画像はYahoo検索から