目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの著書
『「ありがとう」のすごい秘密 』から学んだ
ナガタ、ナガサキの精神で自分も楽しく幸せになる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 『天翔ける日本武尊(ヤマトタケル)』に
作家の神渡良平さんが書いた『天翔ける日本武尊』に
こんなことが書いてありました。
「わたしたちが先祖代々伝えられてきたことは、
非常に単純で明快なことで、二つのことに集約される。
一つ目は、汝が楽しい(ナガタ)という生き方じゃ。
『あなたが楽しいと思ってくださることが私の幸せです』
と、他の人の楽しみを思いやる生き方をすれば、
こちらも不思議に栄えていくのじゃ。
二つ目は、汝が幸い(ナガサキ)という生き方じゃ。
他の人の幸せを望み、
『何か私でお役に立つことがあれば嬉しい』と思って行動する。
『あなたに幸せに思っていただくために、私は何をどうしましょうか』といつも相手を気遣って生きるのじゃ。
二つとも、『お先にどうぞ』と譲る精神じゃ。
このナガタ、ナガサキという生き方こそ、
天地を貫く幸せの原理だと思う。
生きている間に、どれだけの人を幸せにできただろうか?
どれだけの人に希望や生きる力を与えることができただろうか?
生きている間に出会ったまわりの人々-
親を初めとして、夫や妻、兄弟、わが子、友人、仲間たちを、
どれほど楽しくさせてあげられただろうか?
どれほどの人を思いやることができただろうかを自省し、行動する。
そんな生き方を『ナガタ』『ナガサキ』」という。
今でもよく、『何か私にできることがあつたら、
どうぞおっしゃってください』と口にするし、
『あなたのお幸せを心よりお祈りします』とも言うが
われわれの中には、そういったナガタ、ナガサキの精神が、
知らず知らずのうちに受け継がれているのじゃ。
その結果、和を文化の中心に据えた世の中が生まれてきたんじゃ」
神渡良平著/『天翔ける日本武尊』(下)致知出版社
3 天照大神(あまてらすおおみかみ)の誕生
これは、天照大神の教育係であった豊受の教えですが、
やまと民族、日本の民族はずっと「ナガタ、ナガサキ」という、
「汝が楽しければ吾が楽しい、汝が幸いであれば吾が幸いである」
という生き方をしてきたのだと言っているわけです。
私が私がと主張するのではなく、この国の人間は
「ナガタ、ナガサキ」という理想で生きてきた、ということです。
日本の神話における天照大神の誕生について簡単に説明します。
伊弉諾尊と伊弉冉尊は結婚しましたが、
伊弉冉尊は先に死んでしまいます。
それを悲しんだ伊弉諾尊が黄泉国に迎えに行ったところ、
伊弉諾尊に「戻れるかどうかこちらの神に相談します。
ただし、その間絶対に私を見てはいけません」
と言われて待っていましたが、
伊弉諾尊は中をのぞいて姿を見てしまいます。
そうしたら、伊弉冉尊の顔はぐにゃぐにゃで蛆がわいているようだった。それを見られた伊弉冉尊は怒って伊弉諾尊を追いかけます。
伊弉諾尊は逃げて、逃げて、逃げて、
そしてきれいな泉に飛び込んで体を清めました。
それを穢れを清めるという意味で「みそぎ」の始まりになりました。
伊弉諾尊はみそぎをした結果、黄泉国の穢れを取り払い、
伊弉冉尊の追跡からも逃れることができました。
最後に左目を洗うと天照大神が、
右目を洗うと月読命が、
鼻を洗うと素戔嗚尊が生まれたということになっています。
私は今、目が見えて、耳が聞こえて、自分で歩けて、
素敵な友人に囲まれています。
そういう人たちに囲まれながら笑顔で、
伊勢神宮を詣でることができました。
本当にありがたい気持ちで「ありがとう」と言うと
天照大神さんも喜んでくれるはずです。
※ 伊勢神宮内宮には、皇室の御祖神であり日本人の大御祖神である天照大神が祀られています。
4 オザビエルの願い
「ナガタ、ナガサキ」という、
「汝が楽しければ吾が楽しい、汝が幸いであれば吾が幸いである」
という生き方を、これから意識して、していきたいと思います。
出典 『「ありがとう」のすごい秘密 』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 KADOKAWA 画像はYahoo検索から