⑪ 世界恐慌

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世界恐慌をわかりやすく解説します。

1 世界恐慌の始まり

アメリカ世界経済の中心となり、トップはイギリスからアメリカに移行した。

1929年10月 ニューヨーク・ウォール街の株式取引所で、株価が大暴落した。

→ 多くの銀行や工場が倒産して、失業者があふれた。

→ ものが売れなくなり、それがさらに倒産を増やす悪循環となった。

→ アメリカに発した急激な景気後退(恐慌)は、世界中に広がった(世界恐慌)。

2 ニューディール政策

1933年 ルーズベルト大統領は、ニューディール政策を行った。

→ 大規模な公共事業をおこして、国民に仕事と賃金をあたえた

→ 自国の産業を優先して保護貿易の姿勢を強めた。

→ アメリカへの輸出が重要だった国々には、大きな打撃になった。

3 ブロック経済

イギリスフランスは、ブロック経済のしくみを打ち立てた。
→ 本国と植民地との関係を密にし、オーストラリア、インド. などとの貿易を拡大する一方、それ以外の国の商品に対する関税を高くした

4 イタリア・ドイツ・日本

植民地の少ないイタリア・ドイツ・日本などは、新たな領土の獲得を始めた。

5 ソ連

ソ連は、「5か年計画」をとっていたので、世界恐慌の影響を受けることなく、成長を続けた。

さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。

◎ 基礎・基本の用語

〇 世界恐慌(せかいきょうこう)- 1929年ニューヨークの証券取引所で、株価が大暴落したことから始まった

〇 (フランクリン・)ルーズベルト大統領 - 第32代アメリカ合衆国大統領(在任1933年3月4日~1945年4月12日)  

〇 ニューディール(新規まき直し)政策 - 大規模な公共事業をおこして、国民に仕事と賃金をあたえた  

〇 イギリスフランス - 植民地の多い国  

〇 ブロック経済 - 本国と植民地との関係を密にし、オーストラリア、インド. などとの貿易を拡大する一方、それ以外の国の商品に対する関税を高くした

👉1929年におきた世界恐慌は、どこの国から始まりましたか。当てはまる国名次から選びなさい。

イギリス  B  アメリカ  C  ドイツ   D  ソ連

答えは最後に

 ふり返り

◇ に当てはまる言葉を答えなさい。

  1. (①)は、1929年ニューヨークの証券取引所で、株価が大暴落したことから始まった。
  2. 大規模な公共事業をおこして、国民に仕事と賃金をあたえた政策を(②)政策という。
  3. (③)大統領(②)政策を行った。
  4. (④)経済とは、本国と植民地との関係を密にし、オーストラリア、インド. などとの貿易を拡大する一方、それ以外の国の商品に対する関税を高くした対策である。
  5. 植民地の多い(⑤)フランスは、(④)経済の対策をとった。

💮 答え

① 世界恐慌(せかいきょうこう)

② ニューディール政策 

③ (フランクリン・)ルーズベルト大統領

 ブロック経済 

 イギリス
👉1929年におきた世界恐慌は、どこの国から始まりましたか。当てはまる国名次から選びなさい。

イギリス  B  アメリカ  C  ドイツ   D  ソ連

答え   アメリカ

これで基礎学力バッチリです。第一次世界大戦の反省のうえに築かれた、国際協調の時代がくずれようとしています。

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