目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『もうひとつの幸せ論』から学んだ
運が強い人間になる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助さん
どんな境遇に直面しても、
「面倒なことを背負っても、愚痴や泣き言を言わない。
それどころか、その境遇に感謝できるタイプ」
が存在します。
その代表には、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助さんがいます。
松下幸之助さんは、父親が米相場で失敗して以降、
小学校を中退し、奉公に出されました。
兄弟を結核で次々に亡くし、
松下さん自身も「肺せんカタル」を患ってしまいます。
お金も、家族も、学問もない状況に直面しながら、
松下さんは、決して絶望することはありませんでした。
それどころか、
一般的には「不幸でかわいそう」と
思われてしまう状況に追い込まれても、
「ワシは運が強い。ワシは運が強い。ワシほど運が強い人間はいない」
と何百万回も言い続けていたのです。
「大学に行かなかったから、わからないのが当たり前。
だから、人に尋ねることができた」
「体が弱かったから、仕事を人に任せようと思った。
その結果、人が育ち、感謝が育った」と……。
3 現在に最善を尽くすこと
現象はゼロ。
それに対して評価をするのは「自分自身」です。
松下さんは「問題をツイてる」ととらえた。
「神様」は、「その人がいつも口にしている言葉」を
「もっと言わせてあげよう」とします。
これが宇宙の法則。
したがって「神様」は、
「ツイてると感じることを、もっと降らせてあげよう」
としたのでしょう。
- 「感謝の心が高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく」
- 「逆境もよし順境もよし。要はその与えられた境遇を素直に生き抜くことである」
- 「どんなに悔いても、過去は変わらない。どれほど心配したところで、未来もどうなるものでもない。今、現在に最善を尽くすことである」
(『松下幸之助 一日一話』・『道をひらく』・『商売心得帖』松下幸之助著 PHP研究所より引用)
これらはすべて、松下幸之助さんが生前に残した言葉です。
宇宙の法則に気づき、「神様」を使いこなしていたのかもしれません。
4 オザビエルの願い
松下幸之助さんは、「問題をツイてる」ととらえ、
- 感謝の心を高める
- 素直に生き抜く
- 現在に最善を尽くす
ことで、逆境を乗り越えてきました。
私たちも、少しでも松下さんの運の強さ、その理由を学んで、
まわりの人に喜ばれる存在になりたいものです。
出典 『もうひとつの幸せ論』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 ダイヤモンド社 画像はヤフー検索から