目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『100%幸せな1%の人々』から学んだ
神経の痛みをなくす
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 「許す」の語源は「緩ます」
70歳くらいの方から、夜中の2時に
電話をいただいたことがありました。
「医者かかっても、神経痛がちっとも治らない」
とのことでしたので、
「神経を緩ませてください」と言いましたら、
その人は「はあ?」と言っていたわけです。
「神経を緩ませると、痛くなくなりますよ」
ともう一度言ったら、10秒くらい経って
「はぁ……」と言って、
その後20秒くらい沈黙が続きました。
そろそろ切ろうかな、と思ったら
「痛くなくなりました」と。
神経痛が痛いのは、神経がピーンと張っている上に、
その神経をピーンと響かせる外的な状況があるからでしょう。
たとえば、「バ〇」と言われたときに、
「そうじゃない」と思うことにより、
その張り詰めた神経に対して、外的な状況がピーンと弾いたので、
その痛みが神経痛という現象になったのかもしれない。
ではなぜ、神経を緩ませたら、痛みがなくなったのでしょうか。
実は「許す」の語源は「緩ます」なのです。
神経を「緩ませていない」人は、
人を「許せない」人であり、だから痛いらしい。
「あなたがやっていることは他人に迷惑をかけていますよ」と、
チクチクと宇宙から痛みがやってくるのです。
3 人に寛容になるための方法
緩ますこと= 許すこと。
自分に対して、ものすごく厳しい人も同様です。
自分に対して厳しすぎる結果、
体が「あなたの厳しさに耐えられません」と
悲鳴をあげて痛みが起こっているのかもしれません。
また、自分で自分に厳しい人は、必ず、他人にも同レベルで厳しい。
「自分にとても厳しいのに、他人にはとても寛容だ」
という人は少ない。
人に寛容になるための方法は、自分で自分を許すことです。
したがって、「いいかげんな人」になればよい。
自分で自分に甘い人になること。
それが自分を許すことです。
自分で自分を許すことができたら、他人をも許すことができて、
許すことができた人は、緩ますことができて、
緩ますことができた人は、神経の痛みがなくなります。
日本人は体験的に「許す」と「緩ます」が
同じ語源であることを知っていた結果として、
そういう言葉を作ったのでしょう。
ピーンと張っている結果、心も体も痛いんだ
ということを知っていたように思えます。
4 オザビエルの願い
まじめな日本人は、痛いところだらけです。
たまには、「いいかげんな人」になって
自分を緩ませばよい。
ずっとはできなくても、そういう時間帯を作ればいい。
世界の人々が、少しでも痛いところが減ることを願っています。
出典 『100%幸せな1%の人々』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 中経出版 画像はヤフー検索から