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満州事変をわかりやすく解説します。
目次
1 中国の国内統一の動き
孫文の死後、蒋介石が国民党の指導者となった。 1927年 国民党の蒋介石は、南京に国民政府を樹立した。 → 中国の統一をめざし、張作霖が率いる北京政府の打倒を始めた。 → 民族運動の高まりを背景に、日本など列強が持つ権益の回収を唱えた。 1928年 危機感をいだいた関東軍(現地の日本軍)は、張作霖を爆殺した。 → 国民政府の支配が、満州にまでおよぶ結果となった。2 満州事変のおこり
関東軍は、満州権益確保のため、満州の占領を計画した。 1931年 奉天郊外の柳条湖で、南満州鉄道の線路を爆破した(柳条湖事件)。 → これを中国側の仕業として、軍事行動を始めた(満州事変)。 1932年 清の最後の皇帝であった溥儀を元首とする満州国を建国した。
3 五・一五事件
犬養毅内閣は、満州国の承認に反対した。 1932年5月15日 犬養毅首相は、海軍の将校らによって暗殺された(五・一五事件)。
(おし入ってきた海軍将校に)
話せばわかる
画像の出典 首相官邸 犬養毅

さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 蒋介石(しょうかいせき)- 孫文の死後、国民党の指導者 〇 満州事変(まんしゅうじへん)- 1931年 柳条湖での南満州鉄道線路爆破から始まった軍事行動 〇 満州国(まんしゅうこく)- 1932年建国 清の最後の皇帝であった溥儀を元首 〇 犬養毅(いぬかいつよし)- 第29代内閣総理大臣 〇 五・一五事件(ご・いちごじけん)- 1932年5月15日 犬養毅首相は海軍の将校らによって暗殺された👉満州国建国直後から1945年の敗戦までの14年間に、日本各地から満洲・内蒙に開拓民として、〇万人が移住した。〇に当てはまる数字を次から選びなさい。
A 7(万人) B 17(万人) C 27(万人) D 37(万人)
答えは最後に
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。 1927年 国民党の(①)は、南京に国民政府を樹立した。 1931年 奉天郊外の柳条湖で、南満州鉄道の線路を爆破した(柳条湖事件)。 → これを中国側の仕業として、軍事行動を始めた(②事変)。 1932年 清の最後の皇帝であった溥儀を元首とする(③)を建国した。 1932年5月15日 (④)首相は、海軍の将校らによって暗殺された(⑤事件)。💮 答え
① 蒋介石(しょうかいせき)
② 満州事変(まんしゅうじへん)
③ 満州国(まんしゅうこく)
④ 犬養毅(いぬかいつよし)
⑤ 五・一五事件(ご・いちごじけん)
👉満州国建国直後から1945年の敗戦までの14年間に、日本各地から満洲・内蒙に開拓民として、約〇万人が移住した。〇に当てはまる数字を次から選びなさい。
A 7(万人) B 17(万人) C 27(万人) D 37(万人)
答え C 約27(万人) ※ およそ三重県津市の人口(2022年10月1日現在)

これで基礎学力バッチリです。