条約改正をわかりやすく解説します。
目次
1 帝国主義(ていこくしゅぎ)
2 条約改正の実現 = 欧米と対等な地位を得るために
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領事裁判権を認める = 外国人が日本でおこした犯罪を日本の裁判所で裁くことができない
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関税自主権がない = 関税率を自由に定められない → 安い外国製品が日本に入ってくる
社交ダンスのイラスト
→ 国内外の批判を受け、成功しなかった。
ノルマントン号事件
紀州沖でおこった海難事件。同年10月24日,イギリスの貨物船ノルマントン号が難破したとき,船長ドレーク以下のイギリス船員26人は救命ボートに乗りうつって救助されたが,日本人乗客25人は船中にのこされ水死した。
出典 「キッズネット Gakken」から
ドレーク船長が「日本人に脱出をさせようとしたが、誰も英語を理解できない上に日本語を話せる乗船者がいなかったので仕方なかった」と述べたことを認められたので、全員無罪と下されました。
出典 「ノルマントン号事件とは」 日本史事典 .com から
陸奥宗光(むつむねみつ)イラスト
小村寿太郎(こむらじゅたろう)イラスト
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 領事裁判権(りょうじさいばんけん)を認める - 外国人を外国の領事が裁判を行う
〇 関税自主権(かんぜいじしゅけん)がない - 関税を独自に定める権利がない
〇 鹿鳴館(ろくめいかん)- 舞踏会を開いた 上手に踊らないとぶとうかい !?
〇 陸奥宗光(むつむねみつ)- 領事裁判権を撤廃(てっぱい)
〇 小村寿太郎(こむらじゅたろう)- 関税自主権を回復
A 10 B 20 C 30 D 40
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
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(①)を認める = 外国人が日本でおこした犯罪を日本の裁判所で裁くことができない
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(②)がない = 関税率を自由に定められない → 安い外国製品が日本に入ってくる
💮 答え
① 領事裁判権(りょうじさいばんけん)を認める = 治外法権を認める
② 関税自主権(かんぜいじしゅけん)がない
③ 鹿鳴館(ろくめいかん)
④ 陸奥宗光(むつむねみつ)
👉条約改正交渉は,岩倉使節団から始まり,日米通商航海条約の締結による税権回復に至るまでの〇〇年間の長い期間にわたる事業でした。〇〇に当てはまる数字を次から選びなさい。A 10 B 20 C 30 D 40
答え D 40
出典 『「明治前期の外交」(外交史料館)外務省 』から作成
条約改正交渉は,40年間の長い期間にわたる事業でした。これで基礎学力バッチリです。