46 景気の動きとその対策

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🌸 15分集中して身近な生活の場面について考えてみましょう!
出典:画像 景気の循環と4つの波 金融経済ナビ
景気の動きとその対策をわかりやすく解説します。

1 景気の変動のしくみ

景気には波があり、良い時(好景気)、悪い時(不景気)を繰り返して経済は成長します。この波を景気の循環(景気サイクル)と呼びます。

景気の循環は、回復期、好況期(好景気)、後退期、不況期(不景気)という4つのステージに分かれ、順番に訪れます。

回復期や好況期は、

  • 消費者がたくさんモノを買ったり、サービスを利用したりするようになります。
  • 企業の売り上げも増えます。
  • 賃金や雇用も増えます。
  • 物価が上がります。
  • 企業の業績が良ければ、その企業の価値を表す株価は上がりやすくなります。

後退期や不況期には、

  • 消費者は財布のひもを締めがちで、消費が減ります。
  • 企業の売り上げも減りやすくなります。生産も減ります。
  • 倒産や失業が起きます。
  • 物価が下がります。

2 政府の財政政策

財政政策とは、政府が行う景気対策などを反映させた政策のことを指します。中央銀行が行う金融政策と並ぶ経済政策の柱です。

 財政政策 = 日本銀行(中央銀行)が行う景気調整政策

不景気の時は、景気を活発にしたい

  • 公共事業を拡大する ⇒ 企業の仕事が増える → 企業の生産が増える
  • 減税をする ⇒ 家計や企業のお金が増える → 消費が増え、企業の生産が増える

景気過熱(インフレの危険がある)の時は、景気の過熱を防ぎたい

  • 公共事業を減らす ⇒ 企業の仕事が減る → 企業の生産がおさえられる
  • 増税 ⇒ 家計や企業からお金が減る → 消費が減り、企業の生産が減る

 金融政策 日本銀行(中央銀行)が行う景気調整政策

好景気の時は

  • 一般の銀行に国債を売る ⇒ 通貨量を減らす

不景気の時は

  • 一般の銀行から国債を買う ⇒ 通貨量を増やす

 

さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。

◎ 基礎・基本の用語

〇 好景気(こうけいき)- 景気よいこと

〇 不景気(ふけいき)- 景気悪いこと  

〇 財政政策(ざいせいせいさく)- 政府が歳入や歳出を通じて、経済に影響を及ぼす政策のこと  

〇 金融政策(きんゆうせいさく)- 中央銀行が行う金融面からの経済政策のこと  

👉国税庁公表している2022年平均給与額は、458万円ですバブル好景気いていた1991年平均給与額は4万1000円でした。に当てはまる数字次から選びなさい。

A  418万1000円  B  431万1000円  C  458万1000円   D  471万1000円

答えは最後に

 ふり返り

 に当てはまる言葉を答えなさい。

 景気には波があり、良い時()、悪い時()を繰り返して経済は成長します。この波を景気の循環(景気サイクル)と呼びます。

 (③)とは、政府が行う景気対策などを反映させた政策のことを指します。中央銀行が行う(④)と並ぶ経済政策の柱です。

💮 答え

① 好景気(こうけいき)

② 不景気(ふけいき)

③ 財政政策(ざいせいせいさく)

 金融政策(きんゆうせいさく)  

👉国税庁公表している2022年平均給与額は、458万円ですバブル好景気いていた1991年平均給与額は4万1000円でした。に当てはまる数字次から選びなさい。

A  418万1000円  B  431万1000円  C  458万1000円   D  471万1000円

答え    471万1000円

これで基礎学力バッチリです。

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