

日本銀行と金融政策をわかりやすく解説します。
目次
1 日本銀行のはたらき
日本銀行は、わが国の中央銀行としてお札(日本銀行券)を発行しています。また、物価の安定と金融システムの安定に努めています。
- 日本銀行はわが国唯一の「発券銀行」としてお札(日本銀行券)の発行・流通・管理に関する仕事を行っています。
- 日本銀行は、国民生活の安定や経済の持続的な発展のために、金融政策を通じて物価の安定に努めています。
- 日本銀行は、お金の受け払い(決済)や貸し借りを安心して行えるようにすること(=金融システムの安定)に取り組んでいます。
- 日本銀行は、政府の資金の受け払いや国債に関する業務のほか、国の代理人として為替介入などの国際金融業務を行っています。
具体的には、日本銀行は、
- お札を発行する「発券銀行」としての役割
- 他の金融機関から預金を預かり、金融機関に貸し出しを行う「銀行の銀行」としての役割
- 国のお金の出し入れを行う「政府の銀行」としての役割
を担っています。
2 金融政策
- 景気が悪くデフレーションのときは、銀行が持っている国債を買い上げるなどして、通貨が世の中に出まわるようにします。
- インフレーションの危険があるときには、日本銀行が持つ国債を銀行に売って代金を吸い上げ、世の中の通貨を減らすようにします。


さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 日本銀行(にほんぎんこう)- わが国の中央銀行としてお札(日本銀行券)を発行している
〇 発券銀行・銀行の銀行・政府の銀行 - 日本銀行の役割
〇 金融政策(きんゆうせいさく)- 通貨および金融の調節
〇 管理通貨制度(かんりつうかせいど)- 通貨量を管理・調節する制度
A 1000円 B 2000円 C 5000円 D 1万円
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
1 (①)は、わが国の中央銀行としてお札(日本銀行券)を発行しています。。
2 (①)は、
- お札を発行する「(②)銀行」としての役割
- 他の金融機関から預金を預かり、金融機関に貸し出しを行う「(③)の銀行」としての役割
- 国のお金の出し入れを行う「(④)の銀行」としての役割
を担っています。
3 中央銀行が行う通貨および金融の調節を「(⑤)政策」といいます。
4 (⑥)は, 通貨発行機関(政府や中央銀行)が最適と思われる通貨量を決めて,通貨量を管理・調節する制度です。。
💮 答え
① 日本銀行(にほんぎんこう)
② 発券銀行
③ 銀行の銀行
④ 政府の銀行
⑤ 金融政策(きんゆうせいさく)
⑥ 管理通貨制度(かんりつうかせいど)
A 1000円 B 2000円 C 5000円 D 1万円
答え D 1万円

これで基礎学力バッチリです。