
目次
始めに 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
プロ野球選手・監督、野球解説者
パ・リーグ初の三冠王達成
《東北楽天ゴールデンイーグルス監督》 (2006 – 2009)
野村 克也 / 原田 雅史(のむら かつや / はらだ まさし)さんの著書
『ノムさんに聞け!野球的人生指南』から学んだ
仕事上の悩みを、ズバズバッと解決していく
「パワーフレーズ」をお届けします。
第1話 ノムさん、個性って何ですか?

⚾ 自分らしさはプレーで示せ!
一意専心、脇目も振らずに精進し、堂々とひと様にアピールできる自分だけの「らしさ」を見つける必要があるのだ。
※ ひたすら一つのことに心を集中すること
⚾ 「茶髪、長髪、ヒゲ」を禁止する3つの理由
- 「髪の乱れは心の乱れ」もっとやるべきことがあるはずだ。
- 「プロ野球はお客様商売。ファンあってのものだ」
- 「人づくり、組織づくりに欠かせない」「フォア・ザ・チーム」「チームのために何をすべきか、何ができるか」を第一に考えなければならない。
⚾ 自分だけの「売り物」を身につける
「この仕事はあいつに任せるのが一番だ」
第2話 ノムさん、本番に強くなりたい!

⚾ 「いつでも練習、いつでも本番」の心構え
目的意識を持てば、達成意欲が生まれ、そのための方法論を考えるようになる。そして思うように投げられたら、その感覚を脳裏に刻み込む。その記憶こそが自信となり、支えとなって、本番での平常心が得られる。
⚾ 努力の精度を上げるには「センス」を磨く
「感じる」「考える」を習慣化する。センスは、そうすることで鍛えられるし、磨き上げることができる。
⚾ ノーコン井川を覚醒させた「的当て投法」
ダーツの腕前がプロ並みだという井川に、「野球のピッチングもダーツと一緒だよ。投げるときダーツをイメージすればいいんだ。キャッチャーのミットをダーツの的だと思って、思い切り投げてみろ。バッターが誰だとか、ボールカウントがどうとか、そんなことは頭から消してしまえ」
⚾ ときには崖っぷちに追いやるショック療法も必要だ
「今日ダメなら、お前はトレードかクビだ。いつまでもお前に付き合っていられない」このショック療法が、ものの見事に当たった。「覚悟に勝る決断なし」。腹を括った彼は、素晴らしいピッチングをしたのだ。
第3話 ノムさん、前みたいに力が出ません!

⚾ 「満足・妥協・限定」は成長や再生を妨げる最大の敵
なりふりかまわず、ボロボロになるまで自分の可能性を信じて最後の最後まで努力する。その方が引き際としてはずっと美しいと思っている。
⚾ 「無形の力」で限界を突き破る--一流と二流を分けるもの
「読み」と「クセ」という、いわば「無形の力」を活用することによって、技術的限界をカバーしようとしたのである。「もうダメだ」と思うか「どうすれば、それを突破できる?」と考えるか--一流と二流を分けるのはまさにその一点なのだ。
⚾ 何より大事なのは「闘争心」と「変わる勇気」
「このままで終わってたまるか!必ずこの壁を突破してやる!必ずもう一度復活してやる!」そうした強い気持ちがなければ、再生も成長もない。また、変わる勇気なくして進歩なし。変わる勇気さえあれば、「なら、どうすればいい?」と考えるようになる。
⚾ 新しい球種を覚えて開眼した「吉井・遠山・川崎・高津」
吉井・遠山にはシュートの習得を勧めた。川崎はシュート、高津はスローシンカーを覚えたことで、技術的限界を超え、選手寿命を延ばせた。
⚾ 「考える力」「感じる力」で目覚めた「山崎・小早川」
山崎には「もっと自惚れろ。お前みたいなホームランバッターにまともなストライクなんか放ってくるわけないだろう」。小早川には「来た球をただ打つのではなく、少しはデータを中心に狙い球を絞れ」とアドバイスした。
山崎は、38歳でホームラン43本、打点108で2冠王に輝いた。小早川は、巨人との開幕戦、斉藤雅樹から3打席連続ホームランを打った。「断じて行えば鬼神もこれを避く」のだ。 ※ 決心して断行すれば、どんな困難なことも必ず成功すること
第4話 ノムさん、リーダーの役目って!?

⚾ 組織作りは「意識改革」から始まる
意識改革の方法論として「無形の力」の活用を説くようにしている。具体的にはデータの活用による配球の「読み」などをさす。一に準備、二に準備。大事なのは予測する力=「読み」である。相手をよく研究すること。備えあれば憂い無し。過程を大事にするからこそ、理を持って戦えるのだ。意識改革とは、つまりそういうことである。
⚾ 人間的成長なくして技術的進歩なし
心が変われば態度がかわる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
ヒンズー教の教え
→ 素直に謙虚に周りの人に感謝し、世のため人のためと思って一生懸命働くことである。そうすれば、すべては自分に返ってくる。人として必ず成長できる。
⚾ 中心なき組織は機能しない
強い組織づくりには中心となる存在が絶対に欠かせない。野球で言えば、それはエースであり、4番打者である。強いチームというのは、絶対に落とせない試合でエースが踏ん張り、ここぞという場面で4番が大仕事をしてみせるものだ。
中心選手の役割は、プレーでも私生活でも「チームの鑑」になることも大事な役目の一つなのだ。
⚾ 信は万物の基をなす(信頼、信用はすべての礎)
「財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上とす」
人づくりで一番大事なのは、「信頼し、責任感を持たせること」だと思う。信じることによってやる気を引き出すのである。
終わりに 真面目な優等生よりも不真面目な優等生をめざせ!

真面目な優等生は大成しない。
不真面目な優等生の方が大成する。
配球も人生も、大事なのは「緩急」だ。
そこには「遊び」や「余裕」がないといけない。
※ ゆるいことと、厳しいこと

ノムさんは
「失敗」と書いて「せいちょう」と読むことにしている。
泣いた分だけ、負けた分だけ、失敗した分だけ、
人は強くなれるし、成長できる。
と究極の人生指南を始めています。
悩みや困難なことを解決する気持ちは、前進したでしょうか。
まずは「考える力」「感じる力」で「一意専心」。
そして大事なのは「緩急」。
さらに、強くなり、成長できることを願っています。
出典 『ノムさんに聞け!野球的人生指南』 野村 克也 / 原田 雅史(のむら かつや / はらだ まさし) 発行所 PHP研究所 画像はヤフー検索から