304 天職に目覚める

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自然光に照らされる実験室

今日は、オザビエル(私)が、

心理カウンセラー

植西 聰(うえにし あきら)さんの著書

くらべない』から学んだ

自分に合った仕事に目を向ける

パワーフレーズ」をお届けします。

2 ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さん

くらべないもう凹まない!傷つかない心の習慣[植西聰]

2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんは、

実験室での研究が大好きで、

管理職への昇進の話をたびたびこばんだと言います。

 

島津製作所の上司や同僚が「昇進試験を受けたら」とすすめても、

こう言って、一度も受けなかったというのです。

いや、昇進して管理職になると、現場の仕事に没頭できなくなりますから

 

しかし、ノーベル賞を受賞したともなると、

平社員のままというわけにはいきません。

 

会社の業績に多大な功績こうせきを与えたということで、

島津製作所は特例で待遇たいぐうを上げ、

研究現場にとどまれる「フェロー」(役員待遇)という職位にしました。

 

しかし、このときも、田中さんはなかなか首をたてに振らなかったというのです。

 

顕微鏡を使って観察を行う研究者

3 自己特有の才能が発揮できる

くらべないもう凹まない!傷つかない心の習慣[植西聰]

この話は自分の身のたけといったものを無視し、他者との比較から、

自分の方が優位でありたい」と考えている人にとっては、

大いに参考になると思います。

 

たとえば、「同級生の中で一番のしゅっがしらになりたい」と考え、

そうなることができても、その後が大変です。

 

出世をすれば、責任が増します。

部下の面倒も見なければなりません。

つまり、何かと負担が重くのしかかり、

ストレスも増大するようになるのです。

 

しかし、自分の身の丈といったものを踏まえ、

自分の会った仕事・才能が存分に発揮できる天職に就けば、

その後の展開も大きく違ってきます。

 

技術やノウハウの習得が早くなり、

仕事に創意工夫がこらせるようになります。

時間が経つのを忘れるほど、夢中になれます。

努力や辛抱がそれほど苦ではなくなります。

したがって、毎日が楽しくイキイキしてきます。

 

こうした天職に就くというハッピー体験を味わうためには、

仕事で、あの人よりも上にいきたい」といった

くらべる心を捨て去ることが大切になってきます。

4 天職を見つけるための3つのヒント

くらべないもう凹まない!傷つかない心の習慣[植西聰]

① 子どものころ、得意だったことをヒントにする

  • 「理科の実験が大好きだった」
  • 「図図工作が得意だった」
  • 「絵を描くのが得意だった」

② 夢中になれることをヒントにする

  • 「学生時代、ミニコミ誌づくりに夢中だった」
  • 「昔、カメラに熱中していた」

③ やっていて苦にならないことをヒントにする

  • 「子守りをするのが苦にならない」
  • 「忘年会の幹事がそれほど苦ではない」

こうしたことをヒントに天職に就けば、

人生に張り合いが生じ、毎日が楽しくなります。

 

そうすれば、他人の仕事とくらべ、

いっ一憂いちゆうすることが、いかにおろかであるかということがわかるようになるでしょう。 

5 オザビエルの願い

今日の学びは、

 

天職を見つけるための3つのヒントとして、

  • 子どものころ、得意だった
  • 夢中になれる
  • やっていて苦にならない

天職に就けば、

人生に張り合いが生じ、毎日が楽しくなる。

 

オザビエル(私)も、3つに当てはまる職業に就けたと思います。

社会科を教える授業は、張り合いもあり、楽しかったと思いますが、

指導が困難な生徒や教員間の人間関係には、苦労したことも多く、

100点満点ではありません。

 

しかし、大多数に重点を置いて、励むことが大切だと思います。

どうか、才能が存分に発揮でき、毎日が楽しくイキイキできる、

天職を見つけ、幸せな人生を歩まれることを願っています。

 

出典 『くらべない - もう凹まない!傷つかない心の習慣』 植西 聰(うえにし あきら) 発行所 永岡書店 画像はYahoo検索から

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