
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
心理カウンセラー
植西 聰(うえにし あきら)さんの著書
『くらべない』から学んだ
自分に合った仕事に目を向ける
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さん
![くらべないもう凹まない!傷つかない心の習慣[植西聰]](https://shop.r10s.jp/book/cabinet/2716/9784522432716.jpg?fitin=560:400&composite-to=*,*|560:400)
2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんは、
実験室での研究が大好きで、
管理職への昇進の話をたびたび拒んだと言います。
島津製作所の上司や同僚が「昇進試験を受けたら」とすすめても、
こう言って、一度も受けなかったというのです。
「いや、昇進して管理職になると、現場の仕事に没頭できなくなりますから」
しかし、ノーベル賞を受賞したともなると、
平社員のままというわけにはいきません。
会社の業績に多大な功績を与えたということで、
島津製作所は特例で待遇を上げ、
研究現場にとどまれる「フェロー」(役員待遇)という職位にしました。
しかし、このときも、田中さんはなかなか首を縦に振らなかったというのです。
3 自己特有の才能が発揮できる
![くらべないもう凹まない!傷つかない心の習慣[植西聰]](https://shop.r10s.jp/book/cabinet/2716/9784522432716.jpg?fitin=560:400&composite-to=*,*|560:400)
この話は自分の身の丈といったものを無視し、他者との比較から、
「自分の方が優位でありたい」と考えている人にとっては、
大いに参考になると思います。
たとえば、「同級生の中で一番の出世頭になりたい」と考え、
そうなることができても、その後が大変です。
出世をすれば、責任が増します。
部下の面倒も見なければなりません。
つまり、何かと負担が重くのしかかり、
ストレスも増大するようになるのです。
しかし、自分の身の丈といったものを踏まえ、
自分の会った仕事・才能が存分に発揮できる天職に就けば、
その後の展開も大きく違ってきます。
技術やノウハウの習得が早くなり、
仕事に創意工夫がこらせるようになります。
時間が経つのを忘れるほど、夢中になれます。
努力や辛抱がそれほど苦ではなくなります。
したがって、毎日が楽しくイキイキしてきます。
こうした天職に就くというハッピー体験を味わうためには、
「仕事で、あの人よりも上にいきたい」といった
くらべる心を捨て去ることが大切になってきます。
4 天職を見つけるための3つのヒント
![くらべないもう凹まない!傷つかない心の習慣[植西聰]](https://shop.r10s.jp/book/cabinet/2716/9784522432716.jpg?fitin=560:400&composite-to=*,*|560:400)
① 子どものころ、得意だったことをヒントにする
- 「理科の実験が大好きだった」
- 「図図工作が得意だった」
- 「絵を描くのが得意だった」
② 夢中になれることをヒントにする
- 「学生時代、ミニコミ誌づくりに夢中だった」
- 「昔、カメラに熱中していた」
③ やっていて苦にならないことをヒントにする
- 「子守りをするのが苦にならない」
- 「忘年会の幹事がそれほど苦ではない」
こうしたことをヒントに天職に就けば、
人生に張り合いが生じ、毎日が楽しくなります。
そうすれば、他人の仕事とくらべ、
一喜一憂することが、いかに愚かであるかということがわかるようになるでしょう。
5 オザビエルの願い

今日の学びは、
天職を見つけるための3つのヒントとして、
- 子どものころ、得意だった
- 夢中になれる
- やっていて苦にならない
天職に就けば、
人生に張り合いが生じ、毎日が楽しくなる。
オザビエル(私)も、3つに当てはまる職業に就けたと思います。
社会科を教える授業は、張り合いもあり、楽しかったと思いますが、
指導が困難な生徒や教員間の人間関係には、苦労したことも多く、
100点満点ではありません。
しかし、大多数に重点を置いて、励むことが大切だと思います。
どうか、才能が存分に発揮でき、毎日が楽しくイキイキできる、
天職を見つけ、幸せな人生を歩まれることを願っています。
出典 『くらべない - もう凹まない!傷つかない心の習慣』 植西 聰(うえにし あきら) 発行所 永岡書店 画像はYahoo検索から