目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『100%幸せな1%の人々』から学んだ
にこやかで楽しい人が集まる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 社員が自分の思い通りにならない
お釈迦様の言葉に、このようなものがあります。
すべてがあなたにちょうどいい。
今のあなたに今の夫がちょうどいい。
今のあなたに今の妻がちょうどいい。
今のあなたに今の子どもがちょうどいい。
今のあなたに今の親がちょうどいい。
今のあなたに今の兄弟がちょうどいい。
今のあなたに今の友人がちょうどいい。
今のあなたに今の仕事がちょうどいい。
死ぬ日もあなたにちょうどいい。
すべてがあなたにちょうどいい。
自分の思い通りにならない社員に対して、ひどく怒ったり、
怒鳴りつけたり、威張ったりする社長がいるとします。
そのような社長が、私に、
「社員が自分の思い通りにならない。
どうして思い通りに動かないんだろう。
どうしたら、自分の思い通りに動くようになるか」
と相談に来ることがあります。
私は、そのような質問を受けたときは、
今書いたようなお釈迦様の「ちょうどいい」という言葉の話をします。
「すべてがちょうどいいのだそうですよ。
自分の思い通りにならない社員に対して、
怒鳴ったり、怒ったり、威張ったり、していませんか?」
と聞きますと、
「それは、ときにはそうしないといけない」
と話されます。
でも、それは違うらしい。
怒鳴ったり、怒ったり、威張ったり、しているのは、
自分が偉いと勘違いしているだけです。
怒鳴ったり、怒ったり、威張ったりしている人のもとには、
そのような社員しか集まってこない。
反対に、どんなことに対しても、
笑顔で、にこやかに、温かさを持って接することができる人は、
「人格者」であり、
「人格者」のもとには、
にこやかで楽しい人が集まってきます。
「私」がすべてを決めています。
すべてが自分にちょうどいいのです。
3 私は会社を辞めたいと思っている
「私は会社を辞めたいと思っている。
うちの会社はこうで、社長はこうで、専務はこうで、部長はこうで、
どうしようもない。
嫌になる」と話す人が結構います。
そういうとき、私は次のように話します。
「あなたの言っている上司や会社はたしかにそうかもしれません。
100%正しいことを誇張なく、言っているのかもしれませんが、
あなたはその会社で給料をもらって、それで食べているのですよね。
自分の生活を成り立たせてくれる会社や上司に対して、
そういう愚痴や悪口を平気で言えるあなたは、
どうしようもない社長、専務、部長と同じような、
どうしようもない社員なのではありませんか?」
そう言われてショックを感じつつも、ハッと気づく人がいます。
つまり、人の悪口、会社の悪口を言っているというのは、
実は、全部自分を暴露していることにほかならないのです。
4 オザビエルの願い
オザビエル(私)も、家族から、仕事の愚痴をよく聞くことがあります。
自分が仕事を一生懸命すればするほど、
自分の思い通りにならないことが出てきて、
上司とうまくいかなくなったり、叱責を受けたりするようです。
お互いが大目標を1番に考えて、尊敬し合う関係になり、
力を合わせて、組織を高めてもらいたいと思います。
出典 『100%幸せな1%の人々』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 中経出版 画像はヤフー検索から