目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの著書
『ありがとうの神様』から学んだ
争いごとをなくす
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 「自分は間違っている」と思ったら
「自分は間違っていない」とか、「自分は正義である」とか、
「相手が間違っている」と思ったとき、
人は、威張ったり、怒鳴ったり、怒ったりします。
(「威張る、怒鳴る、怒る」の3つを、私は「い・ど・お」と呼んでいます)
多くの人は、「人間は、正義感や使命感を持つべきである」
と考えていますが、私はそうは思いません。
むしろ、さの逆。
人間の心の中からね正義感や使命感がなくなったとしたら、
どれほど平和な日々が待ち受けているかわかりません。
ある人が言いました。
「この世のすべての人が「自分は間違っている」と思ったら、
戦争は起きないだろう。
この世のすべての人が「自分は正しい」と思ったら、
争いごとばかりだ、戦争はなくならないだろう」
私はそう思います。
「自分は正しい」と思っていれば、
必ずそこに、怒りや憎しみや、攻撃の心が湧いてきます。
一方で、
「自分は間違っているかもしれない」と思っていれば、
怒りや憎しみや、攻撃的な心は湧いてきません。
怒りや憎しみの原点は、正義感や使命感に立脚している可能性が高い。
もし、人間の心の中から正義感がなくなれば、
「なぜ、そういうことをするのだ」と、
他人を指さして糾弾することはなくなるでしょう。
そして、人間の心の中から、使命感がなくなれば、
「なぜ、そういうふうにしないのか」と、
「しないこと」をなじることもなくなるでしょう。
3 正義感がなくなれば
自分が自分を律するために、
正義感や使命感を持つのはかまわないと思います。
しかし、自分に対する律し方を他人に押しつける必要はない。
それをするから、相手の心の中に、憎しみや怒りが湧いてくるのです。
そもそも「正義」や「使命」は「神の領域」にあると思います。
しかし、「感」という漢字が付いて「正義感」「使命感」になったとき、
相手の憎しみ、恨み、怒り、軽蔑するような
「人間の心の動き」につながっていくのです。
正義や使命を持つのも、正義や使命を感じるのもよい。
ですが、それを他人に対して振り回してしまうと、
まわりはとてもつらい状態になり、心地の悪い思いをします。
「感」を振り回すと、まわりの人を傷つけます。
「感(カン)は振り回さずにゴミ箱へ」。
これは、私がいつも笑いながら言っている言葉です。
4 オザビエルの願い
オザビエル(私)も、反省することばかりです。
何人も、傷つけてきたと思います。
申し訳ありませんでした。
「い・ど・お」の心をゴミ箱に捨てて、
心穏やかに暮らしていきたいと思います。
反対に、「ありがとう」と感謝して、
周りの人に喜ばれる存在になりたいと思います。
出典 『ありがとうの神様』 A God in the Magic Word “Arigato” 小林 正観(こばやし せいかん) 出版社 ダイヤモンド社 画像はYahoo検索から