⑥ 欧米のアジア侵略

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欧米のアジア侵略をわかりやすく解説します。

1 欧米諸国の求めたもの

= より多くの原材料市場(しじょう)[= 生産した工業製品を輸出するマーケット求めた

→ アジアアフリカの多くの国々を植民地とした(帝国主義)。

2 アヘン戦争 [1840~1842年]

イギリスでは、の需要[を飲む習慣が広まった]が増大し、からの輸入が増加した。その支払いのためのが不足すると、大量のインド産のアヘン密輸して、を手に入れた(三角貿易)。
→ は、アヘンをきびしく取りしまった。
19世紀三角貿易
  a=綿製品 b=綿花 c= d=アヘン e=銀

1840年 イギリスは、政府のアヘン投棄に抗議して開戦に踏み切った(アヘン戦争)。

→ イギリス艦隊が圧倒し、は和平交渉に応じた。

1842年 イギリスは、南京条約を結んだ。

  • 上海など5港を開港させた
  • 香港を手に入れた
  • 多額の賠償金を課した

3 太平天国の乱 [1851~1864年]

1851年 清朝打倒をめざす太平天国の乱がおこった。

= 指導者は洪秀全、南京を首都とする太平天国を建国した。

1864年 欧米諸国は指揮官を派遣し、清朝の軍隊と協力して太平天国の乱を鎮圧した。

4 インド大反乱 [1857~1859年]

1600年 イギリス東インド会社創設以来、インドとの貿易の独占権を得ていた。

1857年 インド大反乱がおこった。

= インド兵士たちの反乱をきっかけに、全土に広がった。

1859年 イギリスは武力で平定し、インドを植民地とした。

さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。

◎ 基礎・基本の用語

〇 アヘン戦争 - 1840年 アヘン密貿易をめぐって行われたイギリスに対する侵略戦争

〇 南京条約(なんきんじょうやく)- 1842年 イギリスと結んだ不平等な条約  

〇 香港(ほんこん)- アヘン戦争に勝利したイギリスが手に入れた都市  

〇 太平天国の乱(たいへいてんごくのらん)- 1851年 清朝打倒をめざす反乱  

〇 インド大反乱(だいはんらん)- 1857年 イギリスの支配に対して不満を持ったインドの人々がおこした反乱

👉香港がイギリスから中国に返還されたのはいつ? 次から選びなさい。※ 1842年 南京条約

1847年  B  1897年   C  1947年   D  1997年

👉インドがイギリスから独立したのはいつ? 次から選びなさい。※ 1857年 インド大反乱

1867年  B  1897年   C  1947年   D  1997年

答えは最後に

 ふり返り

◇ に当てはまる言葉を答えなさい。※ は都市名

1 1840年 アヘン密貿易をめぐってイギリスは、(①)戦争をおこした。

2 1842年 イギリスは、(②)条約を結んだ。

  • (③)を手に入れた
  • 多額の賠償金を課した

3 1851年 清朝打倒をめざす(④)の乱がおこった。

= 指導者は洪秀全、南京を首都とする(④)を建国した。

4 1857年 (⑤)大反乱がおこった。

= インド兵士たちの反乱をきっかけに、全土に広がった。

💮 答え

① アヘン戦争

② 南京条約(なんきんじょうやく) 

③ 香港(ほんこん)

 太平天国の乱(たいへいてんごくのらん 

 インド大反乱(だいはんらん)
👉香港がイギリスから中国に返還されたのはいつ? 次から選びなさい。※ 1842年 南京条約

1847年  B  1897年   C  1947年   D  1997年

答え   1997年   ※ イギリスは1841~1941年と1945~1997年の2度にわたって香港を150年以上統治した

👉インドがイギリスから独立したのはいつ? 次から選びなさい。※ 1857年 インド大反乱

1867年  B  1897年   C  1947年   D  1997年

答え   1947年   イギリスは約90年間インドを植民地支配した

これで基礎学力バッチリです。

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